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85.「自立支援」    2011年4月13日

 3月11日の大震災から1カ月が過ぎました。4月10日は100日目にあたる卒業自立の日でしたが、中山博さんの正午の儀式のお言葉がありました。

「あいふる宮を作りたり。新しき時 迎えました。響きて参る方々に あいふることとなりなった。ここに整い まこと嬉しき ありがたき。是よりは多くの方々 あいふる宮へと成りなって、この大宇宙を新たらしきへと 進めなされませ。ここにこの大きなる宮を現わしました。共々なり。皆々様も響きて 成りなって どうぞ一つの大きなる宮と成り 行きましょうぞ。ありがとうございます。」

 4月10日は私の亡き母の99回目の誕生日です。その日は各自の思い思いの時、場所で歌うことで良いと言うことでしたので、私達は石巻の旭山頂上で石巻市街地、太平洋を眺望しながら正午過ぎに歌いました。快晴の暖かい春の光を燦々と浴びながら心地良く歌い、倍音も感じられ、すっきりさっぱり太陽の光と響き合う事が出来ました。各自、それぞれ新たな始まりが出来ました。ありがとうございます。
 Kさんの農場に寄って家族の皆さんと一緒に旭山に行きましたが、梅の木が太陽を浴びてイキイキと花開かせています。子供達も元気です。みんないのち輝いて生かされています、存在そのものがありがたいことです。
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 旭山の後、石巻のSさんの造船所にも支援物資を持参して行き、2時間半程お話してきました。彼は先日ようやくお風呂にも入れたようで、すっきりさっぱりして、ひげも綺麗になり、元気でいました。前回、伺った時にデジカメが盗難にあったとがっかりしていましたが、後で見つかった様です。犯罪者を生むことなく良かったですし、笑顔で語る彼を見て皆もとても嬉しいことでした。また一つ、彼の凍てついていた心が暖かく明るく成った様です。
 しかし災害復旧の現実の問題はまだまだ道筋が見えません。道路の瓦礫はまだ手つかずですから行政等でまず瓦礫の撤去など進めていただき、さらに重機が使用できないと作業所の片付けが出来ません。ライフラインの回復もまだまだで、復興資金の目処も何も立たず、市の説明会で2次避難を1方的に説明されて現地の者の希望が伝わらないと語気を強めていました。彼の処に隣接する家屋はまだ残っていますが、その周りの家々は津波の直撃を受けて根こそぎ持ちさられていて土台しか残っていません。みなさんその地に愛着があるのですが、行政の方々もそれぞれが精いっぱいなのでしょうが、いろいろ不都合が山積です。しかし、避難所に米軍の仮設入浴施設ができて皆さん喜んでいました。
 彼の顧客の1割強の方は舟を失ってしまったようですが、お客さん達に仕事の再開を希望されていて嬉しいと話していました。しかし、多くの必要な設備を整備するには計りしれない資金が必要なようです。一つ一つ灯明に火を灯しながら大きい火に作りあげて行く精神力が必要です。きっと彼は出来るでしょうし、我々縁者も支援していくつもりでいます。
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 しかし、4月7日夜の余震は強烈でした。もう1か月になるのでそろそろ落ち着いてきているという安心感を打ち破るには十分でした。またまた私の部屋の本箱が被害を受けてしまい、使用不能になりました。でもお陰様で今度は全てすっかり整えることが出来ました。
 7日の地震後は停電になり、8日朝取りあえず片づけて東京へ出張でした。新幹線が未開通ですから高速バスでの往復で、帰りは夜行バスで少しヘビーな日程でした。9日朝に戻り、午後.に大きな本箱2個買いに行き、どうにか9日夜ほぼ整理が終わり、10日の早朝ですべて完了です。思い残すことなく10日の正午を迎えることができました。

 東京での勉強会で今必要なことを学びました。その要点をお伝えします。

・今回の原発事故に対する反省が必要だ。人間本位の考えでは大自然の力には及ばない。今回を契機に、自然の原点を考えて、人間本来の役割を理解して、これまでの安易な考えや生活を改める。
・お金儲けの経営では成り立たない。今後、放射能の影響で輸出が不可能になり、社会経済が長期に困窮する。原発事故の不安解消には数年では無理で、大地、海への影響は10年以上続く。生き残りのために努力が必要で、今その取り組みが試されている。
・これからの3年間で産業経済は3割強落ち込み、生活は困窮を極める。極貧の人は1割強、対応節約して困らない人は2割強ほどになる。日本経済は強いダメージを受け、今の6割程の状態になる。しかし乗り越えて行く知恵、能力があり、それを日本は試されていて、世界が注目している。
・原発事故への確実な対処方法はないし、事実は誰にも言えない。明確に野菜等への安全性を言えないし、放射能の影響が安定するのに数年はかかる。明日どうなるかわからない状況で、すべて自分で判断するしかない。
・資本主義、大量生産・大量消費型社会は終焉する。これまでのような人間の経済成長の為に自然を使い尽くすこと、そのシステムは終わった。
・部分から統合へ、専門から右脳タイプへと、新しいことを思考する。そこではお金は考えなくてもついてくる。
・感性を磨き、意識を高め、全体と調和する生き方、生きがいを目指す
・物づくり、日本人としての考え方、ビジョンは震災後ダメージを受けて、大きな変化が起きる。前の状態を取り戻すのではなく、生き方、考え方、背景を変えて、生まれ変わることが必要。
・世の中で言われている“ガンバレ日本”でなく、“生まれ変われ日本”を目指す。しっかり見つめなおし、第二次世界大戦終戦後のものとは違う、日本の調和を得られるように生まれ変わらないと先に行けない。日本人の根本を変えるものでないと復興新生は出来ない。

・仏教では四劫の教えがあり、物事が成り立ち死滅する循環が語られている。次の世界が成立するまで物事の要領を得られずに、静かに自らを高め自然に身を任せて、世の中を観察に努める。生かされている必要が、必要な時に現れる。すべては偶然でなく必然で心配はいらない。その人に必要なものしか与えられないので、自制して前に進むこと。
※ 四劫(しこう)
「仏教では一つの世界が誕生し、成長し、寿命を終えて次の世界が誕生するまでを4段階に分け四劫といいます。
成劫 じょうこう  天体が出来て生物などが出現する期間。
住劫 じゅうこう  出来上がった世界が存続する期間。
壊劫 えこう  すべてのものが崩壊し、無に帰していく期間。
空劫 くうこう  形あるものが一切なくなった無の期間。」

・日本は根本的に前例や慣習を改めて、心を落ち着けて、慌てず、以前のものを取り戻す復興ではなく、勇気を持ち、知恵を駆使し、直感で、失敗を恐れずに、自然と共生して生まれ変わること。 
・これからは2倍、3倍の努力をすること。無理するのではなく、自分の力をひとつにして、太陽のような愛を持ち、~をしたのにと不満を漏らすのではなく、自分に火をつけて行動する。
・目的は調和することで、左手と右手、左脳と右脳の統合をすること。生かされていることを、全ての人に感謝すること。
・将来は今の何分の1かになる。今のままで行くと土地も人も半分はダメになる。しかしそのうち2割強は大丈夫、発展していける。
・難しい時代が来ること、そしていつかこういう新しい世界にしようということを皆さんに伝える。人間は今まで多くの苦難に遭っても打ち勝ってきた。日本を新しい時代の発祥の地とするように、努力して新生して行く。

・今必要なこと
 自分に与えられたことは人に頼らずに実行する
 生かされていることに感謝する
 無駄をしない、他者のことを考えて努力を惜しまず生活する
 意識を高める人間の生き方をめざす
 素直に大自然の営みを学ぶ
 心配を少なくして何事も受け入れること

 今私たちに必要なことは、次元を変えて生まれ変わること。意識を変え、響きあえる仲間の自立を促し、支援して、新しいモデルを想造して、努力を継続していく。そしてそれを楽しみに喜びに、愛いっぱいに生きていく。そんなイメージでしょうか。
 大自然によって強制リセットされ、大浄化がなされました。過去の形ある世界の歪を正し、自然の叡智と共鳴する人間本来の智慧と行動力で、元気に新生日本、神聖日本の構築が求められています。共に想造していきましょう。

 Sさんの造船所のすぐ近くの避難所はサンファン館です。彼も今そこでお世話いただいています。その記念館にはサンファンバウティスタ号が復元展示されています。その船は、かつて支倉常長が仙台藩主伊達正宗の命を受けて慶長遺欧使節として1613年に欧州に、未知の新世界へと航海した木造様式帆船です。記念館の土地は彼の先祖所縁のところだったとか、これからの新しい未知の世界への船出のためにも彼の新生を念願しています。
 帰り道に帆船に夕日が輝いていました。天から今必要なエネルギー、あい、が降り注がれていて、我々の自立支援がなされています。
 あいふる、あいふる、ふる、ふる、ふるう。感謝です。
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