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45.「稲刈り」   2010年10月4日

 今日の地元地方紙朝刊1面見出しに以下の内容が記されていました。
「出来秋 実らぬ汗」概算金下落 猛暑で品質・収量低下 東北コメ農家落胆 農政転換

 我が仙台テンメイ名取農場のもち米の26日の稲刈りに続いて、2日うるち米、ササニシキの稲刈りでした。いもち病に侵され、背丈も伸びずにまばらな身入りの穂が目立つ中、1日がかりで刈り上げて傘立てして天日干し迄出来ました。天気に恵まれ、額に汗しながら8名で作業をしましたが、田の土も乾き、軽い稲を刈り上げるのは楽ですが、実のり薄いことを実感するのは寂しいものです。果たして脱穀、籾すりして如何程の収量を得ることが出来るか、色々の条件が重なり致し方ないことです。

 昼食は高柳亭でおにぎり弁当と農場収穫の野菜で具沢山の美味しい味噌汁を頂きました。稲刈り初体験者が4人ですが、ゆっくりと休息して、美味しい枝豆やおやつを頂きながら四方山談義で花開きました。ほとんどの方が9月の座禅断食会に参加した方々で、予後の変化や、体調の快調なことなど、楽しく密度濃く交流出来ました。採れたて野菜もお買い求め頂き、楽しい体験が出来たと喜んで頂きました。

 その日は、稲刈り終了後、居残りの元気な面々で、畑の収穫の終わったトマト、きゅうりの撤去作業もしましたが、秋まき作業の準備です。畑では今も枝豆の収穫が続いていますが美味しくてとても、濃厚な深みのある味でなかなか評判が良いのです。今週末の中山博さんと巡るみちのく、未知を拓く旅のおやつに大量に持ち込む予定でいます。参加の方は楽しみにしていて下さい。
2010.09もち米杭掛け 2010.10.02名取農場ササニシキ稲刈り

 翌3日は石巻の木村農園の稲刈りです。昨年から1反歩をお借りしてササニシキを栽培していますが、こちらも稲刈り予定が大幅に早まり急遽の実施でした。曇り空でしたが程良い気温です、10時から総勢11名でスタートしました。田はかなりぬかるんでいて足が取られます。足運びに難儀ですが、裸足や長靴で、倒伏しているところと畦沿いの端の稲を刈りました。今日中では全部刈りあげられませんので後は機械で刈り取ってもらう予定で、機械が入りやすい状態にまでを目標に黙々と作業します。前日の名取と違ってたわわに首を垂れた稲穂は重くずっしりとしています。今日はその道のプロのSさんにお見え頂いていて、稲刈りの仕方をしっかり指導頂きました。

 昼食は名取農場の野菜を持参して味噌汁を作り、今日も美味しいおにぎり弁当とお手製の漬物です。昼食の休憩時にSさんから自給自足、開墾、サバイバルの道など興味深いお話を伺いました。Sさんは自然農の福岡正信さんの教えを生かして多方面に活躍し、海外からの研修生をも受け入れ、多くの方々を指導されています。これからSさんとのご縁を活かすことが出来れば、益々面白い展開になりそうです。どうにか16時過ぎまでに予定の場所を刈り上げて棒杭に笠懸も終わりました。
2010.10.03木村農園稲刈り 木村農園稲刈り2 木村農園稲刈り集合写真

 終了後、元気な面々は東松島農場に行って、まだ収穫出来ていなかった残りのじゃがいも掘りをしました。3畝から掘り出された芋はあまりにも小粒ですが1籠程収穫できました。丁度、陽も沈みかけてきて程良い加減で終えることができました。後は東松島農場ははさつまいもと里芋を残すだけになりました。
2010.10.03東松島農場じゃがいも

 早々に片づけて皆さんと一緒に近くの温泉に入りに行き、今日一日の汚れを落として、身体を綺麗にし、疲れを癒しました。その後は木村さん一家も合流して、一緒に夕食を頂きながら楽しいい語らいです。奥さんも皆との語らい、交流が楽しみな様子で久々のビールが美味しく、杯が進みます。

 木村さんの田んぼも今年は異常気象の影響か、例年にない経験が沢山の様です。ヒエの大量発生や、イネツト虫に葉を根こそぎ食べられて茎に穂だけが垂れている姿を初めて見たとか。今年は生体エネルギー資材を入れているところ、長年の無農薬農法のところ、最近管理を始めたところなど、田んぼのそれぞれの場によって、今年の異常気象ではたしてどのような作柄、どのようなお米になるのか興味深いということでした。
 
 冒頭の新聞等では今年のお米は収量が落ち、品質の劣化が見られ、収入減は免れない様な状況です。食料自給の必要性、国土保全、就労者増など多くの問題が山積していますが、やがて訪れるであろう食料危機をしっかり見据えて準備が必要です。今回、木村さんのお知り合いで、大学院で農学を学んでいるIさんが稲刈りからフルコースで参加していました。いつも座学で実体験は初めてということでしたが楽しそうで、これからも名取のテンメイ農場にも来ていただくようにお誘いしましたのできっと仲間になることでしょう。

 Sさんは自然農法だけでなく、古代遺跡や古い文化等にも造詣が深く、広い観点で活動していますので、これからの人材確保、教育、若者の就農、生産への意欲などの喚起に留まらず、食料保存法、簡便な住居の建設方法、就農方法等を深め広めていくには是非、その智慧と技術をお教えいただきたいものです。これからもう少しお話を伺いながら彼のネットワークに加えて頂こうかと思います。

 私は2日間の稲刈りで些か筋肉痛を頂き、今日は終日ぎこちない動作で過ごしていました。それもまたありがたいことです。

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仙台天命塾長

Author:仙台天命塾長
 大久保直政
http://genkiup.net/

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