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36.「邂逅 2」   2010年8月30日

 室根山は岩手県の南、宮城県境近くにある標高895mの独立峰で頂上からは360°の大パノラマを楽しめます。あわの歌の事を調べていましたら室根神社の特別大祭にフィットして俄かに興味をそそられました。以下少し内容を記してみます。

 「室根神社には本宮と新宮がある。本宮は718年鎮守府将軍の大野東人が元正天皇の勅命を受けて蝦夷降伏の祈願所として、紀州本宮村の熊野神を勧請したもの。新宮は1313年、陸奥守護職の葛西清信が奥羽七郡の鎮守として、紀州新宮村から熊野神社の神霊を勧請したもの。室根神社には坂上田村麻呂や源頼義親子、源義経などが参拝したという。室根山は日本武尊が鬼退治をしたとの伝承から鬼首(おにこうべ)山と呼ばれていたが、本宮を勧請後は牟婁峯山(むろみねやま)に改名し、安元元年(1175)に室根山に改めたとされる。」
 「歴史によると、紀州から数百人が熊野神の御神霊を奉じて舟で5カ月もかかって9月9日に唐桑(気仙沼市)の浜に着きそこに仮宮を建て安置しました。それがいまの舞根神社(瀬織津姫神社)です。そこから室根山に勧請したのが9月19日で、大祭は閏年の翌年陰暦9月19日前後に開催しています。」
 「本宮は伊弉冉命、新宮は速玉男命と事解男命を祀っていて、室根神社の御祭神に瀬織律姫の名はありません。しかし、新宮を設けるまでは瀬織律姫が祀られていた可能性がある。
瀬織律姫が祭神から抹消されたのは室根神社だけではない。熊野本宮大社でも瀬織律姫は消滅しており、御祭神は家都美御子大神とされている。・・・」
(詳しく知りたい方は以下をご覧ください。)
熊野大神の原像クリックすると開きます

 室根神社大祭は民俗学的に古い祭礼の本質をそなえ、古態を失わない価値の高い祭りとされ国の重要無形文化財に指定されています。周辺市町村の氏子数千人が昔ながらの役割を持って参加し観衆は数万人といわれる東北一大叙事詩の祭りで、今年2010年が開催年にあたり、10月15~17日に行われます。中山さんと訪れるみちのくツアーでも10月11日室根神社を巡りますが大祭の丁度1週間前になります。
 
 その大祭の時に着る白の法被の背中のマークがなんと、ヲシテ文字のアとワの2つなのです。その経緯は分かりませんが、背印に◯の蛇の目紋が本宮、背印に菱の紋が新宮の法被です。瀬織津姫のこと、アワのヲシテ文字、室根には何かがありそうです。
 
 そんな興味を抱いて今回、室根神社と室根山頂上に訪れました。室根神社本宮、新宮の2社は静寂の中に鎮座していました。あわ歌を歌い光と響きを頂いてきました。その時に室根神社に降り注ぐ光の写真です。
室根神社に降り注ぐ光 
 山頂からは360度の眺望で東は太平洋、気仙沼湾、北には早池峰山、西には栗駒山です。ハンググライダーで楽しむ面々がいましたがさぞや空を舞う醍醐味を満喫されていることでしょう。今度、中山さん達と訪れた時は果たして如何様な体験が頂けるのか楽しみです。

 秋田県能代市二ツ井にある高岩神社は最初行ったときは中々見つけられずに難儀しました。県道から4キロ程悪路の山道を入ると高倉山の中腹にあります。高岩山山頂付近には奇岩、怪石などの巨石群があり古来からの霊山として周辺から信仰の対象で、かつては修験道の霊場として栄えたようです。大きな岩を背に清水寺の様な社殿がありますが驚きの世界です。霊験あらたかな明るいエネルギーを頂きます。あわ歌も高く響く感じです。ストレートな光が注がれます。社殿での光と岩窟の写真です。
高岩神社社殿での光 高岩神社の岩窟

 二ツ井町は米代川が大きく蛇行するところで材木の産地です。その昔「天地の大観みなここにあつまる」とうたわれた景勝地、きみまち阪公園には巨石の屏風岩があり、その対岸には七座山(ななくらさん)があります。七座山は藩政の頃から伐採が禁じられていたため原始の状態が保たれた巨木と巨石が折り重なる野生の森です。その西側の麓で米代川の近くに大きな白の鳥居が目につきますがそこに銀杏山神社はあります。
 
 銀杏山神社の紹介には「大和朝廷時代(658年)、阿部比羅夫が蝦夷征伐に遠征して来た際に、勝利祈願の為に建立したものといわれ、1300年以上の歴史を誇る。境内にある3本の銀杏の木は、この時に種が植えられたものと伝えられ、樹高25m、根回り9mの巨木で、昭和30年1月に秋田県天然記念物の指定を受けている。3本のうちの女いちょうと呼ばれる木は、幹の一部が乳房のように垂れ下がっていて、昔からお乳の出ない女性が願をかけたと言われる。江戸時代、佐竹の奥方様も願かけに詣でたところこれが叶い、この神社は佐竹家の家紋をつける事を許されたと言われる。また、手をつないだように太い枝でつながった二本の銀杏の間を一気に3回、8の字に回ると良縁がかなうと伝えられている。沢を挟んで2株が対峙しており、対岸の一本は2本が癒着した合体木であるが、なかなかの大きさである。神社から奥の沢にかけては、普段は人が来ない静かな別天地のようなところ。」と記されています。

 社殿の参拝はそこそこに、裏手の銀杏の大木を目指して早足に坂を下りますと巨木がありました。葉も生い茂り、緑がイキイキし、太陽がきらきら輝いて素晴らしい光をおろしています。自然に引き寄せられてしまうような存在で、癒され、近くではとても心地良い感じです。あわ歌も響き合い、自然に抱かれる喜びで歌えました。
その時の銀杏の写真です。二本が癒着し合体した樹間の輝きが嬉しいです。
銀杏山神社境内大銀杏 銀杏山神社境内大銀杏と樹間の輝き
 
 七座山の米代川を挟んで真向かいに七座神社があります。ここも白い鳥居ですがそこから程なく行くと川沿いに社殿があります。境内には社殿に向かう鳥居以外に、七座山に向かう鳥居があります。その鳥居に向かい七座山方向を写した写真です。
 七座神社鳥居から七座山 七座神社鳥居から七座山方向を写す
 
 1月1日には七座山元旦登山、旧暦1月15日には高岩神社裸参りがなされる様ですが、この地にとってどちらも新年早々の良き縁起を頂けるところの様です。
 
 私も色々なところになぜ足が向くのか分かりませんが、引き寄せられる様にその地を訪れてあわの歌を歌わせて頂く中に、自分の中に鎮まり整うものを感じます。適当にして全てこれで良し、そんな楽しみの出逢い、邂逅の時でした。


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Author:仙台天命塾長
 大久保直政
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