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35.「邂逅 1」           2010年8月23日

 人は己のルーツを訪ねたくなる時があるようです。何故か己の有り様を見て、その起こりが何を起源、機縁としているのか尋ねたくなるのです。遺伝子的な事であったり風土など育てられた環境等の情報であったり、それは幾重にも織りなされる自分、1個を形作った目的を持つが故の、有る存在の成せる技でしょう。事の経緯は経糸と横糸の織りなす現象界に映し出される結果。そしてその意図は?
 両親をはじめとして先祖はありがたき存在です。在宅の時は仏壇と神棚に毎朝御挨拶をしますが、お盆は年1度の御先祖様の霊を祀ることとあります。

 浮世離れした自分世界で楽しみながら、墓参りを目的に故郷のみちのくを訪れる気儘なドライブは車中はあわ歌が流れています。そして自然を愛で、古き文化の名残を味わい、先祖たちが残したエネルギーを感じてきました。
 その場に足を運ぶ事で呼び起されるものがあります。ほとんどはワクワク感であり、その地を訪れる必然性を思うこともありますし、そこから派生する次の事への繋がりを誘導するエネルギー、情報を頂きます。

 限られた事前情報でここは行ってみようかと思う場所を目指すのですが、中々思うように見つけ出せない事が多いのですが今回はかなり良い加減で迷いながらもたどり着けました。しかし、一か所だけ林道を1本間違ってしまい、それに気付くまでかなり山奥まで入り込んでしまい諦めて引き返し、どうにか目指す鳥居に辿り着いたのですがそこから45分山登りと分かりそこそこに退散しました。そんな中でも今回は何箇所か偶然に遭遇したこれはというところがありました。

 岩手県東和町の冠山弘法大師霊場蝙蝠岩から丹内山神社に向かう途中に気になる大きな鳥居が目に入りました。一度行きすぎたのですが気になり、戻って鳥居から脇道に入り、小さな集落を過ぎて山に車で入っていくと程なく道が分かれます。車を止め辺りを探すと右に小さな鳥居があり、小山に神社があります。取り合えずこれかと思い参拝しましたが、あの道沿いの鳥居に比べてあまりにもこじんまりしたものです。また少し進んでみるとありました、大澤瀧神社です。

 参道を進み神社由来をみると瀬織津姫命と迦具土命が御祭神です。そして祭典が元旦祭1月1日、春祭3月9日、例大祭9月9日とあります。私の誕生日3月9日が春祭りで、私が好んでいる9の世界が揃う9月9日が例大祭です。これって凄い数字の符合だと思いました。何か嬉しくなって本殿であわ歌を奏上し、道路を挟んで少し離れて配置されている天照大神をお祭りする社でもあわ歌を奏上させていただきました。それぞれの場は明らかに違うエネルギーですが歌い終わると同調共振して、非常に心安らぐそれでいて強いエネルギーを感じます。小さな白と黄色の蝶と黒のアゲハが舞っています。本殿の脇には青龍ならぬ清流が流れ心身が洗われる場です。思いもかけない幸運な遭遇に感謝です。

 瀬織津姫命は天照大神の御荒魂として伊勢神宮内宮の別宮の荒祭宮祭神として御祭りされていますが穢れ祓いの神です。イザナギが黄泉の国から戻って中の瀬で禊ぎ祓いをして初めて誕生した八十禍津日神が瀬織津姫です。一説には、天照大神は「男神」であり、瀬織津姫は后神とも言われていて、記紀以前に存在した書であるホツマツタエにはそのように記されています。それがいつのまにか瀬織津姫が消えて、天照大神が女神になっているのはなぜなのか?

 瀬織津姫命は早池峰山を中心に信仰が広がっていて、早池峰神社の御祭神であり、天照大神と共に祀られています。太陽を司る天照大神と人の悲しみや怨みなどを黄泉の国へと運ぶという死を匂わせる瀧と水、桜を司る瀬織津姫。瀬織津姫は穢れ祓いの神でそのシステムは瀬織津姫が大海へと罪や穢れを流し、やがて黄泉の国に飲み込ませるというもので、速秋津姫を経由して、根の国に住む速佐須良姫がそれを飲み込むものです。それら三女神はそれぞれ早池峰山、六角石山、石山の遠野三山に祀られています。

 東北は大和朝廷からは丑寅の鬼門で、岩手はその鬼門中の鬼門です。遠野の地に蝦夷の力を恐れて、パワーの源の山龍・水龍・龍穴を抑える為に早池峰神社を鎮座させ、穢れ祓いの神を光臨させ、鬼門を押さえるための呪法、浄化システムとして遠野三山で三角形を形成して施しているのではないかという方もいます。

 「エミシの国の女神」(菊池展明著)では瀬織津姫を水源神・滝神・川神、オシラ神(オシラさま)・ザシキワラシと習合する神、不動尊・十一面観音と習合する神、大祓の神(祓戸大神)、ヤマトの中央権力側は、祟り神、禍津日神(悪神)とみなしていた。桜の神であり、桜谷明神の異名をもつ、神宮においては、「アラハバキ姫」とも呼ばれる神。瀬織津姫は、稀有の秘神といわれ、最大最後の謎を秘めた神。といわれる。とあります。
 
 一方、迦具土命は記紀神話では火の神で、神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神とあります。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまい、その後、怒ったイザナギに十拳剣「天尾羽張(アメノオハバリ)」で殺され、その後その血と肉体からそれぞれ8神が生まれたとあります。

 その瀬織津姫命と迦具土命、水の神と火の神を御祭神とする大澤瀧神社との遭遇は、早池峰神社の呪法と関連して貴重な体験、学びでした。その後に数か所巡り、遠野を目指したのですが、赤羽根峠を越える辺りから急な睡魔に襲われてしまい運転が出来なくなりました。昼にこんな事は初めてです。何かエネルギーが急激に変わった様です。そして雲行きも怪しくなり雨が降り出しました。暫し車を止めて20分程熟睡しました。早池峰神社参拝の時は、これまでの酷暑が嘘の様な土砂降りでしたが本殿でのあわ歌奉納は心地良き響きを頂きました。何故か前に訪れた時も似たような天気でしたが当時はまだあわ歌を歌うことが出来ませんでした。天と地を繋ぐ己の響き合いは一段と己の浄化、活性と勝手に喜んでいました。

大澤瀧神社 大澤瀧神社由来 大澤瀧神社清流 201008140920000.jpg

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Author:仙台天命塾長
 大久保直政
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