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168「出雲」2012,9,3

 ロンドンではパラリンピックが開催されていますが1か月前のオリンピックとは全てにわたって差がありすぎる感は否めません。パラとはギリシャ語で反対側に、越えての意味ですがパラが付く言葉は沢山あります。パラドックス、パラレル、パラレルワールド、パラノイア、パラボラ、パラフレーズ、パラサイト、パラダイス・・・。
似て非なる物そんな感じがします。これからそのオリンピックの両極の世界がこの地球で繰り広げられるような予感がします。平行で併行、閉口してあった物が、邂逅し開口されていく。そんな変化でしょうか。

 6月末頃でしたでしょうか、懐かしい方から手紙を頂きました。私が20歳の頃にお世話になった島根県の城福寺からです。城福寺は真言宗のお寺で、かつてはユースホステルをしていましたが数年前にユウースハウスに変更しています。
 学生時代に頭陀袋を抱えて旅していた時に、ひょんなご縁で宿泊して、やがて年に何度も遊びに行くことになり、3年程足繁く訪れた思い出の地です。
 YHには常連という半ば居ついていろいろお手伝いをしながら、別世界の時場、暇を楽しむ方々がいました。私もその一人で、初代ペアレントのおじさん(先代ご住職)とおばさんの人柄、人徳に惹かれるものがあり、すこぶる居心地が良く、遊び語り騒いで青春の祭りの楽しい日々を過ごしました。40年前の世界ですがお寺とのご縁はその後、私の学業が忙しくなりだんだん遠のいたのですが、何かの折に思い出しては訪れていました。
 今年がYHを開所して45周年とのことで8月18、19日に記念の集いを開催するとのことです。2代目のおばさんからの手紙は心惹かれるものがあり、暫し出かけるか思案していました。結局10年?いや15年ぶりかな?で訪問することにしました。
 お寺を訪ねておじさん、おばさん等にお会いするのと同時に、改めて出雲の各所の古のキースポットを久しぶりに訪れようとの魂胆です。
 今回の訪問の場所はほとんど以前に何度か訪れていますがその詳しい謂われ等は割愛します。原田常治著の「古代日本正史」が記紀以前の資料に基づく貴重な内容で、常に参考にしていますが、今回も改めて読み直して出雲に向かいました。

 出雲空港からレンタカーを借りてまずは島根半島の東端の美保関にある「美保神社」です。えびす様の総本社で御祭神は大国主の御妃の三穂津姫命(みほつひめのみこと)です。強烈な太陽の光が降り注ぎます。
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 次は松江に戻り宍道湖北側にある「佐太神社」です。出雲の二の宮で、神在(かみあり)の社です。主祭神 佐太大神は出雲国で最も尊いとされる四大神の内の一柱で猿田彦大神と御同神です。旧暦10月のころになると出雲地方では八百万の神々がお集まりになる神在祭(かみありさい)が執り行われますが、その中でも佐太神社の神在祭はもっとも古くから執り行われています。
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 「出雲大社」は出雲の国一宮です。平成の大遷宮工事が成されていて25年が本殿遷宮です。沢山の参拝者で賑わっていました。縁むすびの神様として有名ですが御祭神は大国主です。早々に失礼しました。
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 「日御碕神社」は島根半島の西端の日御碕にあり朱色の社殿が目を引きます。「日の本の夜を守る」命を受けた神社です。神の宮に素盞嗚尊(すさのうのみこと)、日沈の宮には天照大御神が祀られています。ここも強烈な光が振り注がれています。
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 近くの日御碕灯台はさらに強烈な光りで灯台の白色が少しかすむ感じです。
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 時間は17時を過ぎています。ここから60キロ程を西に向かい、大田市の城福寺を目指します。
 19時から45周年記念のメインイベントの石見神楽が奉納されます。夕暮れ日本海を眺めながら車を飛ばし18時少し過ぎて到着できました。
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 住職と奥様に懐かしい再会をし、簡単な挨拶をしてYHの恒例の夕食メニューのすき焼きを庭で頂きました。既に息子さんが副住職として切り盛りしています。山の中腹にあるお寺はこじんまりした境内ですが沢山の宿泊者や来客、準備に追われ賑やかな中、境内を歩き見て歩きました。かなり以前にお寺の梵鐘を再製する時に御喜捨させて頂いたのですが、梵鐘に自分の名前を確認し、高台にあるお寺からの夕陽に日本海を眺望し、懐かしい思い出、感慨に少し浸っていました。
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 記念演舞、石見神楽は大広間で演じられましたが冒頭、御住職の挨拶、常連会代表の言葉で始まりました。
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 石見神楽は何度か見ていますが確か35周年?の時にやはり石見神楽が演じられその時に結婚前の副住職が神楽を演じられましたが、今回は副住職の長男が神楽デビューで住職は孫の演舞を楽しみにしていました。きらびやかな素晴らしい衣装は暑さで大変です。笑いを誘う面白い世界で、近所の皆さんが三々五々集まって来て観客がどんどん増えて行きます。3時間程の宴は笑いと喜びの中に場はどんどん活性化して行きます。皆さんに愛されている城福寺ユースハウスです。
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 2日目は私は早出です。最初の目的地は「須佐神社」です。御祭神は須佐之男命で、須佐之男命の御終焉の地として御魂鎮めの霊地としてお祀りされています。本殿後ろの大杉も見事です。朝の光が燦々と響いて輝いていました。
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 「三屋神社」は御祭神は大己貴命です。
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 「須賀神社」は須佐之男命と稲田姫が新居を求めたと言われる地です。日本初之宮、和歌発祥の地と知られるところです。201208190948000.jpg

 「熊野大社」は出雲大社と共に出雲の国一宮で御祭神は素盞嗚尊ですがその別名で祀られています。
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 「神魂(かもす)神社」の御祭神は伊弉諾大神、伊弉冊大神です。本殿は現存する最古の大社造りの素晴らしいもので昭和27年3月に国宝に指定されています。えっ、私の生まれた年月ではありませんか。
 参道から始まる神魂(かもす)の神域の世界は何か出雲大社や熊野大社と異なり、かつて初めて訪れた時から惹かれるものがあり、私は好んで訪れるお気に入りの神社です。
 あまり参拝者も来ない中で、あわ歌を歌い、光と響き合い、風と日差しと木々の葉音、境内の神気に浸って、暫し心地良き時空を満喫しました。社殿を撮影すると光が反転した感じで全ての様相を変えていました。ちょっと不思議な感じの色合いになっていました。今回はこの光景を体験する為に来たのか、と思って変に納得しました。今思うとパラの世界を垣間見たようです。
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 もうこれで十分と思いましたが一応予定していた八重垣神社を参拝して完了にしました。

 出雲空港から伊丹経由で仙台に帰りましたが、伊丹でも強烈な光を味わいました。8月8日以降、強烈に光増す世界と反対側の闇深き世界、その両極が強烈に私達が持つ、自らの内外の世界で邂逅し、開口、開闢されて明らかになって来ているようです。待ったなしで素に帰り、いよいよ本心で選択し、決意し、意宣(いの)りの時です。
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 そんな感じで味わった出雲でした。

 蛇足ですが、出雲とはどんな由来の言葉かと調べたら以下が記されていました。
 「出雲という国名の由来は雲が湧き上がる様子をあらわした語、稜威母(イズモ)という、日本国母神「イザナミ」の尊厳への敬意を表す言葉からきた語、あるいは稜威藻という竜神信仰の藻草の神威凛然たることを示した語を、その源流とするという説がある。」

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 大久保直政
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