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14 「幸せ」             2010年3月31日

 私が大学に入学した昭和45年は東大紛争の翌年で学生紛争が盛んでした。我が母校も入学式が中止になり、日常的に校内ではヘルメット姿が見られ、学生総会での決議で授業ボイコットや、校舎の封鎖がありほとんど授業がなされませんでした。世間知らずのノンポリ学生の私は休講を良いことに頻繁に一人旅に出かけていました。何しろ親元を離れ一人住まいが出来て、気儘に過ごせるそんな時空間は魅力的だったようです。そんな中でも、友人の影響もありデモに参加したり、機動隊に追いかけられたり、試験ボイコットで1年留年したり、身の丈相応の経験もしました。留年を知って父親が何度か様子見に来たりしていました。学生時代は休みにはとにかくリック背負って当てのない旅に一人出かけていました。そしてやがて、何故か島根県の田舎の真言宗のお寺、城福寺が若いころの根城になって休みになるとそこに居付いていました。日常の中の非日常。何を求めていたのか心地良い風が吹いていたのでしょう。

 名古屋の深夜のキューバ風シガークラブカノウで旧知の友人二人と過ごす世界は異質空間で美味です。葉巻をくゆらせ大麻ビールを飲む彼と花咲き麗しき彼女との会話の中で「幸せ」という言葉が何度か耳に触れ、その当事者の喜びが伝わってきます。そして私は最近「幸せ」の言葉をあまり聞いていないかもとふと思ったのでした。楽しい歓談の時間を頂き結局は2時前就寝でした。私は当然ノンアルコールです。

 その日は朝4時半起床して始発新幹線で長野へ、要件を済ませて名古屋に21時半過ぎに着き、皆で食事。翌朝はふっと想い立ち、5時半に起きてお伊勢参り。伊勢神宮、外宮、内宮を参拝し、名古屋に戻り熱田神宮を巡り、それぞれの地であわの歌を歌い、14時からの会議に出席して名古屋最終便で仙台へ。そして、高柳亭での究極のあわの歌の儀式に参列して就寝は前日同様2時頃。忙しい中の何の必要なのか?と思わずに、淡々と楽しんで動いている自分がいます。
 
 幸せの宇宙構造という本があります。小林正観さんの本です。かつて仙台でも講演会を何度も主催させて頂いていましたがもう5年程お会いしていません。本の中でドイツの詩人、カール・ブッセの詩が紹介されています。

 「山のあなたの空遠く 幸い住むと 人の言う
  ああ我れ人と とめゆきて 涙さしぐみ 帰り来ぬ
  山のあなたに なお遠く 幸い住むと 人の言う」
 
 幸いを求めて友とその地を訪ねたが結局は幸いはどこにも存在せず、涙して帰ってきたという詩ですが、正観さんは「幸せというものは、宇宙に、地球上に存在していない。私がひとえに幸せを感じるかどうかで、幸せが存在するかしないか決まる。」と言います。多分そうなのでしょう。名古屋の友人も何故かかなり昔、まだ有名になる前の正観さんとご縁があったりしていました。深夜の会話でも少し話題になりました。
 
 幸せ(しあわせ)は何なのかなと伊勢に向かう車中に車窓を眺めながらふと思うと応えが来ました。幸せとは、宇宙の神、想像主の仕組みと分け御霊の己の今の仕組み、想造の現象化が合わさった時に得られるもの。神と我の合わせ合わせの合致した時得られる歓喜。そして方にあわ歌をすこと。つまり相似象、神我顕現、神我一体としてその天意(あい)のエネルギーを四方に循環させ相対、縁者を生かすこと。それが私が頂いた幸せの宇宙構造のようです。

 身体は受信機と同時に発信機で、宇宙存在と相似しています。楽器は調律せずにごみやほこりが詰まっていると上手く響きません。私たちも身体が歪んだり、心に塵芥の想念が詰まっていると受発信が本来の働きが出来ません。心身を整え、空っぽで天意の光を受けてその時その場で臨機応変に己固有の響きを奏でる。その響きが遍く届く程に幸せが大きく深いのでしょう。そして、あわの歌の響きは心身の調整、発信に良さそうです。

 若いころ友人と親孝行の話題になり私が語った言葉を思いだしました。自分がやりたいことをして幸せでいればそれが親孝行だというニュアンスだったように記憶しています。若気の表現で舌足らずですがそんなつもりで生きてきたのかもしれません。既に産み育ての親は他界していますが、究極の親の元に生かされている今は、存在を許可頂いていて如何に光を頂き響き合えるかが、幸せと思いますが如何でしょうか。

 28日の夜9時9分から9人で九曜紋の光を囲んで行われた高柳亭の儀式はそんな天意を頂いたしあわせな響き合いでした。

儀式の様子をKさんがブログで紹介されています。こちらをクリックすると新しくウインドウが開きます。

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 大久保直政
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