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104.「修練」       2011年8月4日

 あることがあるから次のことがある。当たり前のこととしてこの世界はその順序で進んでいきます。親が子を産み、その子が子を産みと続くようにそれを違えることはありません。人の生きている世界は出逢いの連続で繰り広げられます。他者と合うことで新たな世界が広がり、自分が開かれ深化します。その出逢いは偶然なのか必然なのか、意識の世界からは選択の結果故で、そのような設問すら不要な感じがします。意識の奥ではその順序でなく準位が全てを決める世界となり、子が親を生むこともあります。全てはある界での想造が生み出す各自の宇宙。そして異質宇宙、平行宇宙、未知宇宙を探索し、遊ぶ意識、それを現象化して生み出す時空制限のあるこの世界は楽しい遊園地?
 人は自分の持つ能力以上の物事を体験するのは稀です。病気や事故あるいは求める世界の師との出逢いで能力を開花され、触媒的なその教育で能力が開発、練磨、熟達、修得します。現在から振り返ってみると、ある事柄のスタートのご縁があります。私にとっての人間の原点は両親であり、健康観の目覚めは片山恒夫先生であり、そこでお教えいただいた真向法体操が実践世界の始まりで、その師が現在の真向法協会会長の佐藤良彦先生に成ります。
 一度知って完了する世界と、知ったことを継続しないとある結果を保持、発展できない世界があります。健康はまさにある程度まで後者の世界です。肉体的には老化は否めないのが今の常識で、平均寿命なる概念で意識コントールールすらされていますが、欲望の赴くままで肉体の生理を無視した使用は早晩、問題が生じ破綻は免れません。しかし無知なる故の体験は智恵への礎と成ります。そしてその智を行動に移すことで肉体器官が連動する時に能力が発揮され望ましい状態へと変換します。その時に麻痺して忘れていたある種、過去の記憶の世界を体験すること、エネルギーの解放が快感として甦るような「憶(おく)」を味わうことも多々あります。

 私は小学生になる頃から頻繁に足首の捻挫を繰り返していました。対症療法で歩けるように回復しますが、何かするとすぐ捻挫を起こすようになり、習慣化していました。そして膝の痛み、腰の痛み、機能障害と進み、年齢と共に悪化していきますが、対症療法以外ない世界ではお手上げでした。いわんや自然治癒力等の考えすら持ち得ていないのですから医師や施術師が治してくれるものとの固定概念しかありませんでした。そんな経緯の中で30歳を過ぎて片山先生に出逢い、佐藤先生に縁して自分の不調を自助努力で改善していくことを知り、実践することで得られる変化、結果を楽しんで一つ一つ健康度をあげて来たようです。お蔭様で今はすこぶる元気で安心して日日楽しく過ごしています。
 真向法は5分間ほどの体操ですが、理にかなった方法で身体の健康を得られます。創始者の長井津(わたる)先生の人生哲学、健康観に共感するものが多々あり、ご自分の健康回復への実体験を学問的にも確認して集大成した世界は簡潔な姿にまとめられています。非常に日本的な世界で、仏の世界を通して宇宙とのエネルギー交流、気の循環がもたらされます。器としての肉体、そこに宿る霊魂の心世界の調和が修練することでとれてくるようです。

 真向法を長年愛好する熟達の先達で著名な方々が沢山おられますが、私が直接ご縁した方々を紹介します。
 筆頭は元東京都知事の鈴木俊一氏(1910年~2010年享年99歳)で真向法10段です。氏のお話は以前に真向法協会の講演会でお聴きしましたが東京都知事に68歳で就任し4期目の選挙の時に80歳と高齢批判が起きたことに対して、暦年齢でなく若さと健康をアピールする為にテレビ等でご自分の身体の柔軟性を示すのに真向法体操を演じたのは有名です。そして見事に再選されました。その影響で仙台でも真向法に興味を抱いて入会された方が沢山いました。氏は毎朝2時間ほどの真向法その他、身体の手入れ修練をされ、極力外食、宴会食などを控え食事をかなり注意している日常生活をお聞きして驚いたことを覚えています。昨年100歳を目前に白寿、数えの百寿で天寿を全うされました。
 前真向法協会会長の牧野直隆氏(1910年~2006年享年95歳)は1981年から2002年まで21年間にわたり高校野球連盟会長としてご尽力され、真向法10段です。2001年から真向法協会会長に就任され、私も会長就任時から理事として近くで接しご指導頂く機会もありました。小柄ですが背筋がしっかりして声がはっきりされ、スポーツマンシップで公明正大な方でしっかりリーダーシップを発揮される存在感ある方でした。2006年5月の定時総会は元気に挨拶されお役目を果たされていましたが、その直後病に伏され1か月ほどで亡くなられました。
 前真向法協会理事の渡辺弥栄司氏(1917年~2011年享年94歳)も真向法10段です。48歳まで通産省官僚で、60歳で弁護士をめざすことを決め、65歳で司法試験合格し弁護士として活躍されていました。真向法2代会長の長井洞(はるか)先生の大学同級生とのことです。「125歳まで、私は生きる!~あと39年「寿命の可能性」に挑戦する理由」の著書があります。私も同時期に理事を3期務めさせていただきましたが、物静かで意志が強く健康の鏡のような方でした。

 真向法の基本は実技としての体操が出来ることは当然ですが、それ以上にその行為を継続することの重要さを強調しています。真向法に段級評価がありますがその審査の評価判定の40%が継続年数、実技練度が40%、健体度10%、康心度10%です。
 5級から10段まで段級位がありますが、5級から5段までは1年継続していれば受験できますので最速10年で5段は取得できます。6段から8段までは前の段取得後3年以上の継続が必要です。その上8段は原則70歳以上の熟達者が受験資格を得ることができます。 
 9段は8段を得て5年以上実力を継続した者、10段は9段取得後5年以上実力を継続した者と規定がありますが、9段は80歳以上、10段は90歳以上の方々が受けられる感じです。ですから10段はどう急いでも40年ぐらいは修練を継続することが前提になります。上記の3名の方々はまさに10段で長命で社会貢献も素晴らしく、長く病に伏すこともなく健体康心の模範です。
 私は現在8段錬士を頂いていますが、70歳の年齢制限を指導者としての配慮を頂いて資格授与をして頂きました。しかし次の9段は80歳にならないと資格を得られませんので後20年の継続が必要です。しかし、私は28年前に真向法と出会えたことで健康への道を歩むことができました。創始して下さった長井先生、更には継承し伝授、指導して下さった先達がいなければ今の私がありません。芸事の世界には守破離の教えがあります。最終的には自分の健康法の確立が必要ですが真向法は全ての健康法の土台です。

 7月31日には年1度の宮城真向法体操会で佐藤良彦会長をお招きしての修練会と段級審査会、懇親会が開催されました。今年3月以降の修練会は、震災の影響で会場の確保が難しく、会員の皆様の被害等の状況もあり、これまでのような毎月の修練会の開催が出来ませんでした。ですから新年1月の定期総会以来、久しぶりの方々も顔を見せて賑やかな会になりました。
DSC01403.jpg DSC01397.jpg(写真提供 菅田克良氏)

 今回の震災津波で会員の方が1名亡くなられました。津波で家屋全流失、地震で全壊の方、福島原発事故で強制避難の方など当会には被災者がおり、本部に伺うと当会が全国でも1番被害が多かったようです。本部から全国の会員の皆様からの善意の支援金を頂き、被災の皆様にお渡しました。今回の修練会にはその方々も参加して下さいました。皆様の支援に感謝のお言葉を述べておりましたが、徐々に復興し回復して元気を取り戻しつつあります。同行同修の縁者の支援が健康に結びついているようです。ありがたいことです。
DSC01376.jpg(写真提供 菅田克良氏)

 今年11月に北九州市で開催される第39回真向法研修全国大会で私が「東日本大震災を体験して」と題して実践体験発表をするように佐藤会長から要請がありました。1時間お話をしろとのことです。是までの数々のご恩のお礼をさせて頂く機会を頂きましたのでありがたく務めを果たさせて頂きます。

 今回紹介した3名の方をはじめ、真向法の修練を継続し、熟達した先達の皆さんはPPKの体現者です。ピンピン輝いて生き、あの世に還るというPPKの神髄を生き、今を健康に生きていくためには真向法の修練が必要条件と思います。今まで私が自分の体を通して経験し学び修練してきたことはPPKの満たすべき要件だったようです。そしてご縁の中でチャレンジPPKのお世話役を務めさせていただいているのもありがたいことの様です。

 修練会の前日30日には東京でチャレンジPPKの例会が「意識の目覚め」をシェアする集いと題して開催されました。6月に仙台で開催されたボランティア・フィットネスに参加したご縁でチャレンジPPKと仙台天命塾とチーム・バンクシアのコラボーレーション企画でした。天命塾関係者9名が参加して総勢30名程の集いでしたが密度の濃い時間を過ごせました。9名のうち6名が真向法会員で他の3名の方も愛好者です。ひとつのベースをもとに健康と意識の目覚めへの融合、進展が始まって来ています。
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 会では私が今回の震災を体験して、「再生に向けて起こした行動」と題してお話しました。起こした行動に共感し共鳴頂き、仲間との行動が被災者の自立への支援になってきていることは嬉しいことです。その輪が縁した方々に拡がり次なる連携、新たな展開が出来て行く中で日々楽しく生きていきたいものです。
 「縁無き衆生は度し難し」と言いますが、時代の激変の時、縁ある皆さんで個の花を咲かせ、天寿を全うしPPKを生きたいものです。

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Author:仙台天命塾長
 大久保直政
http://genkiup.net/

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